晴れの国から旅まち巡り

岡山に移住した三重県人によるブログ。岡山を中心に旅やグルメの記録を発信。

【瀬戸内国際芸術祭2016】豊島家浦~甲生

瀬戸内国際芸術祭夏会期は豊島(てしま)からスタート。今回も平日に日帰りで行ってきました。

宇野港8:40発の旅客船に乗って、9時過ぎに家浦港に到着。船はほぼ満席でした。平日とはいえ人気の高い夏会期。さらに月曜で直島の作品が休みだったからか豊島に来る人が多く、いつもより混雑しているようでした。

どんよりした天気だったのが残念。港で散策地図をもらって、喫茶店で朝ご飯を食べながら作戦会議。豊島には家浦・硯・唐櫃(からと)浜・唐櫃岡・甲生(こう)の5つの地区があり、全部の作品を見るなら2日は必要だと思います。

 

 

豊島での移動は電動自転車が便利

坂道が多い島での交通手段は電動レンタサイクルが便利ですが、金額はわりと高め。1日1,500円または4時間1,000円が相場です。バスが乗車1回につき200円でこちらの方が安く済みそうだったのと、天気が微妙だったこともあり、バスと徒歩で周ることにしました。但し、バスは本数が少なく混雑時は乗れないかもしれないというデメリットも。時間の融通を利かせるなら断然自転車です。

各地区の情報 | 豊島観光ナビ

ルートは家浦ー甲生ー豊島美術館ー唐櫃岡ー唐櫃浜という順番で、帰りは唐櫃港からフェリーに乗りました。バスを使ったのは甲生から豊島美術館までと、唐櫃岡から唐櫃港まで。

 

豊島横尾館のある家浦港周辺

まずは家浦港の作品を歩いて周りました。

途中見かけた駐輪場の看板がおしゃれ。目印としてはもう少し派手さがあった方がいいかも。


カラフルな壁の古民家が見えてきました。 

会期中土日のみ「イルヴェント」としてカフェ営業していて、日曜日は特別ランチがいただけます。
【豊島】瀬戸内国際芸術祭 食プロジェクト2016


目がチカチカして落ち着かなそうですが(;・∀・)

アート作品の中で島の食材を味わうというのは貴重な体験ですね!

あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする トビアス・レーベルガー 


次は豊島横尾館へ向かいます。

たかまつ屋という素敵な宿。こういうところに泊まってみたい。

レモンの木がたくさん。


気になるお店その1:金栄丸食堂

上川商店に併設。雑誌「せとうち暮らし」に登場した向島集会所のよっちゃんさんと、直島カフェコンニチハの山下さんという方と共同で運営されているそうです。

konichiwa.jp


路地を見てるだけでも楽しい。

 

豊島横尾館の入口。赤いガラスの奥には横尾忠則氏の独特の世界が広がっていました。

建物からかっこよくて、煙突の丸い空間を利用した作品も面白かったです。

豊島横尾館 横尾忠則

 

気になるお店その2:うらら

※食事は要予約

豊島のおばちゃんの店 うらら- レストラン 食品・酒 - 豊島のおばちゃんの店 うらら:ミルカ


気になるお店その3:てしまのまど

焼きたてパンとかビールとかオープンな雰囲気とか、行ってみたい要素が満載。

てしまのまど【家浦】【豊島WEB】


田んぼ道を通って次の作品へ。


島では飛び出し坊やならぬ、飛び出しおじいちゃん。

 

中は撮影禁止なので外観だけ。宇和島の造船所に放置されていた漁船のパーツを使ったアート。なかなか見ることのないものなので、まじまじと眺めてしまいました。

針工場 大竹伸朗

 

家浦から甲生まで歩いてみたら遠かった

散策地図によれば、ここから次の甲生の作品までは歩いて20分。豊島をよく知る友人(お母さんが島の出身)に後で話したら、歩く距離じゃないよって驚かれてしまいました(笑)

実際は30分ぐらいかかって上り坂もけっこうきつかったんですけど、島の景色をゆっくり楽しめたのはよかったです。

友人曰く蛇がよく出るらしく、イノシシ注意の看板も見かけました。やはりベストは電動自転車でしょうね。

自然がいっぱい。

 

気になるお店その4:はなはな 

緑の看板のある路地の先にお店があるようです。

瀬戸内海に浮かぶ豊島にある、ちいさなちいさなおうちカフェ”はなはな”

 

みかん畑やオリーブ畑があちらこちらに。振り返ると海が見えます。 

さらに坂道を上り

この辺りが峠のてっぺん。イノシシにも蛇にも遭遇しませんでしたが、サンダルで来たのは無防備過ぎました。島歩きはスニーカー必須です。

下り坂になり、再び海が見えてきました。

 

海苔で作ったアートがユニーク 甲生地区の作品

甲生1つめの作品に無事到着。 山の中程にあるのがわかるでしょうか。竹林に浮かぶ巨大な船。ホームページやパンフで予習しておいた方が見つけやすいかも。

Big Bambú マイク+ダグ・スターン

 

さらに甲生の作品を見て周ります。

遠い記憶 塩田千春

 

受付に巫女さん。お守りや絵馬もあってちょっと変わった神社という雰囲気。 

建物の中で映像作品や展示を見られます。


豊島八百万ラボ スプツニ子!

 

海苔で作られたという驚きの作品。磯の香りが漂っていました。

豊穣:海のフルーツ / 豊穣:山の恵み ケグ・デ・スーザ

 

バスで豊島美術館へ行こうと思ったら、次の便がなんと1時間半後!30分に1本はありそうだったのに、お昼の時間帯だけ本数が減っていました。おそらく甲生唯一のお店「ドンドロ浜商店」で食事ができるようだとわかり、行ってみることに。 

www.harenokunikara.net

 

混んでいてしばらく待ちましたが、ちゃんと営業していて一安心。野菜たっぷりの素麺ランチがおいしかったです。雨も降ってきて途方に暮れていたので、本当にありがたいお店でした。

次回、豊島美術館~唐櫃編に続きます! 

 

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